2023年10月
祖母が95歳で人生を終えました。年齢的には「往生致しました」と言えるのでしょう。
若くして結婚、出産が当たり前で兄弟姉妹も多い時代だったと思います。
毎日忙しく動き回っていた人だったと叔父から聞きましたが私も働いている祖母しか記憶にありません。祖父は優しく孫に甘い人物でした。ただ仕事が好きではない人だったようで祖母は子育てをしながら家計を支えていたのでしょう。
価値観は人それぞれで何を以て幸せと言えるのか多種多様です。
四柱推命で【人生の目的】【その手段】を判断するときに【体神】【用神】を用います。
上記は祖母の命式です。時柱不明のためはっきりしたことは分かりませんが【体神】は日干の可能性が高いです。【自分自身の充実】が人生の目的だったようです。三柱のみの不確かな判断になりますが
【体神(甲)日干】
【用神(戊)財星】
※時柱で用神が変わる可能性あり
【自分の幸せのために人と積極的に関わり、お金を稼いで家庭を切り盛りする人物】です。
働いてお金を得ることで自分が満足するため忙しく動き回ることもそれほど苦ではなかったのかもしれません。
私個人の価値観で言わせてもらうと働くことが生活の中心になってしまうのは耐えられないです。
「祖母のような人生」=「幸せではない」と感じてしまうのですが、これも人それぞれでしょう。
人の目にどのように映っていようが自分が幸せを実感できていれば良いわけですが自分のためにならない苦労をしてしまう人や頑張っていることが空回りしてしまう人もいると言えます。
「どんなにアピールしても振り向いてもらえない相手」のために頑張る人になってしまうわけです。
【体神】【用神】には心が満たされない原因が隠れていることもありますが虚無感を与えてしまうような結果になってしまう可能性もあります。
軽い気持ちで【体神】【用神】を知りたいという考えは持たないほうが良いのかもしれません。