四柱推命との違い
四柱推命と同じで生年月日時を用いる【命占】ですが四柱推命では喜神運が巡ると物事がスムーズに進み忌神運が巡ると苦労が多くなるなど吉凶の判断、運気の流れをみることに優れています。
注意が必要な事柄は通変星をみていきますが対象や象意の細かい解釈はできません。事後になって「そのような形で現れたのか…」と実感するように思います。
紫微斗数は生年月日時から命盤(めいばん)を作成します。
命盤は十二の部屋に割当てられます。
「自分自身」「兄弟、姉妹、友人」「恋人、夫婦」「子供」「お金」「健康、身体面」「社会」「知人、同僚」「仕事」「家、家庭」「精神面」「親」
これからを元に様々な事象を細かくみていくことができます。
四柱推命では忌神の財星や忌神の官星が命式に存在すると恋愛、結婚、お金、仕事、人間関係において不利な人物となります。
「恋愛や結婚への影響」「仕事への影響」「お金への影響」と具体的な状況をみるときに紫微斗数が活きてきます。
人間関係に関しても範囲を絞ってみることができるので対象となる人物が特定しやすくなります。
ふたつの占術を使用することでより深い鑑定を目指しています。
人生不調の原因
「人間関係に恵まれていないから人生が上手くいかない」
「育った環境に恵まれていないから人生が上手くいかない」
これらの原因が命盤に現れていることがありますが原因を受け入れられない人もいるかもしれません。
私が紫微斗数という占術を知ったのは10年くらい前になります。興味を持ちある先生の下で学びました。初歩的な内容でしたが知り合いを鑑定すると事象と重なる出来事が多かったように思います。ただ、自分のことはよく分からない感じで「読めない」というのが正直な感想でした。自分の命盤が当てはまらないような占術をこれ以上学ぶ意味はないと判断して断念しましたが「読めない」ではなく「読まない、読みたくない」「受け入れられない」という気持ちがあったのだと思います。
経験は大切です。
気づきを得るためには嬉しい出来事よりも、しんどい出来事のほうが効果的かもしれません。
辛い経験をする意味、目的があると考えています。
これまでの人生を振り返って様々な出来事の原因が自分にあったとやっと受け入れることができました。
自分自身を知る
紫微斗数は現在、勉強中ですが四柱推命と同様に厳しい結果を突きつけてくるような占術です。
私の運気を四柱推命でみると長い長い忌神運が続いています。命式も忌神が強く、はっきり言って悪いです。
紫微斗数はどうなのか?
大切な宮(部屋)が破格しています。(壊れている状態)
どちらの判断も悪いということに違いはないようです。
けっこうへこみます。
もっと希望や可能性を伝えてくれる占術も存在するのになぜ魅力を感じないのか…ずっと不思議に思っていましたが表面化しない処に「曖昧さを嫌う性質」があることがわかりました。
「良いも悪いもはっきりさせたい」という思いが強いためあえて厳しい占術を選択していたのでしょう。
自分に対して疑問に思っている事「なぜ」そのような気持ちになってしまうのか「なぜ」そのような行動をしてしまうのか…この「なぜ」は紫微斗数でみることができます。
これがわかるだけでもスッキリしますが知ることで後の結果も変わってくるように思います。
「良いも悪いもはっきりさせたい」=「決断力がある」と考えることもできますが、この性質がお互いをよく知らない人間関係で作用すると摩擦が生じてしまいます。
「融通がきかず優しさのない自分勝手な」対応をしてしまう可能性があるということです。
自分ではそんなつもりはなくても相手からすれば感じの悪い人物になってしまいます。
自分に備わっている性質を発揮できる場面、抑えたほうが良い場面を知ることでつまらない争いは避けることができると思っています。
厳しい運勢の方に「いいですね」という嘘はつけません。
正しくお伝えすることが大切な【命の式】【命の盤】をみさせていただく者の責任です。
もちろん「持って生まれた運勢に恵まれていないから仕方ない」などといった結果で終わらせることはありません。
「苦労の多い人生には意味がある」「手にしたい物、事のためには様々な経験をする必要がある」ということをお伝えしていきたいと考えています。
四柱推命共々よろしくお願いします。