庚をイメージしてみる

【鉄】【鋼鉄】

庚は鉄、硬い金属です。

実際はどうであれキツイ印象を与えてしまいます。

庚は変化しない干のひとつです。

自分を曲げることができません。

良くも悪くも意思を曲げない頑固さになります。

戊、己は庚を強めます。

庚からみて戊、己は印星です。

要点やコツをうまくおさえることができる人物と言えます。

戊と庚の干関係を

山脈蔵金(さんみゃくぞうきん)といいます。

山から鉄鉱石が生じられる様子です。

【庚を鍛える】

丁と庚の干関係を

火煉真金(かれんしんきん)といいます。

鉄は炎によって鍛えられます。

自分厳しい

この言葉が一番しっくりくるのが

丁が庚を剋す関係ではないでしょうか

切れ味の良い刀に仕上げるためには水が必要ではないかと思います。

金に貴命なし

庚は壬を生じますが金属が湖に沈んでしまうこともあります【沈金の命】

戊、己は庚を生じますが金属が土に埋もれてしまうこともあります【埋金の命】

私自身の経験ですが仕事もせずに内にこもっていた時期があります。

先のことを考えて不安になるのに動くことができずアルコールに逃げていたことを思い出します。

埋金は日干が思考に埋もれてしまうとも言えます。

印星の巡りで喜神運のはずなのに…と思う時は印星が強すぎないか確認してみると良いです。

強め合うことなく、ぶつかり合います(喜神でも注意が必要な命式もあります)

日干「金」の命式の場合、干関係が難しく良い命式になりにくいことが【金に貴命なし】に繋がるようです。